こんにちは、エディコです。
今回は職場でのスケープゴートについて、話したいと思います。
✔職場で嫌がらせを受けている人
✔不毛なことで毎日叱られている人
✔明らかに責任転嫁されている人
Contents
スケープゴートとは?
スケープゴートには、「生贄(いけにえ)」や「身代わり」という意味があります。
転じて、職場内の不満・不安・ミスなどの負の感情を本来の原因とは異なる人や物に転嫁することです。
職場におけるスケープゴートは要するに、「職場の嫌がらせ」「大人のいじめ」です。
スケープゴートの例
イメージがつきやすい例として、学生のいじめなどもスケープゴートの一つと言えるでしょう。
学校というのは勉強、部活、恋愛など、どうしても他人と自分を比べざるをえない環境にあります。
そんな中、自分よりも格下の存在を作り、精神の未熟さゆえに輪郭をつかめない不安・不満を解消するために、いじめに走ってしまいます。
どの部署に多い?
古い体質であることが多い公務員の職場でもスケープゴートにされている人は一定数いるようです。
私の経験上、どの部署だからスケープゴートにされる職員が多いとかはありません。
どちらかと言えば、特定の人物がいる職場に多いイメージです。
ここでいう「特定の人物」とは、スケープゴートを作りやすい体質の人です。
どんな人がスケープゴートを作りやすい?
公務員歴15年以上の私の経験則から、スケープゴートを作りやすい体質の人を分析してみました。
・臆病な人
・ヒマな人
このような特徴を持った人は、職場の人間関係内での実力による序列を無意識に作っています。
そして、その序列の中で最下位になることを恐れています。
その序列とやらの中で最下位になることを防ぐにはどうすればいいか。
自分より立場が弱い人の良くないところをピックアップしてしまえばいい。
または、良くないところをでっち上げてしまえばいい。
これが、スケープゴートを作るにいたるまでの心理のメカニズムです。
どんな人がスケープゴートにされやすい?
「スケープゴートを作りやすい体質の人」はどのような人をターゲットにするのでしょうか。
これも私の経験則から分析しました。
・オドオドしている人
・「常識」的な振る舞いができない人
・反発しない人
・協調性がない人
・職場で孤立している人
・見た目に気をつかってない人
この特徴なんですが、どことなくADHDっぽくないですか?
私もスケープゴートにされてきた経験があるように、ミスが多くて、つかみどころがないタイプのADHDはスケープゴートのターゲットになりやすいと思います。
職場にスケープゴートは必要?
私の意見とは違うのですが、スケープゴートは職場に必要という意見もあります。
職場にスケープゴートを作ることで、とりとめのない不満や不安をスケープゴートに集中させることができ、スケープゴート本人以外の人間関係のギスギスをやわらげることができます。
また、仕事のできない人をスケープゴートとして見せしめにすることで、後ろ向きではありますが、職場全体のモチベーションを保つことができます。
この理論が、スケープゴート必要論です。
しかし、私は反対です。
組織のためとはいえ、一人の人間が理不尽に執拗に嫌がらせを受けることは容認できません。
(私自身がスケープゴートにされやすい体質であるという個人的な事情もありますし…。)
それに、スケープゴートがいなくても、人間関係がうまくいっている職場も数多く存在しています。
そういう意味では、スケープゴートがいる組織というのは、組織自体が未熟なのではないでしょうか。
スケープゴートにされてしまったら
職場でスケープゴートにされてしまった場合の対処法をいくつか紹介します。
対処法①:気にしない
スケープゴートにしてくる人は、上の立場であることが多いです。
年功序列の公務員の職場では、上の立場の人と真正面からやり合うのは、勇気と行動力が必要となります。
そして、不毛な争いに陥りやすく、エネルギーの無駄遣いになることもしばしばあります。
エネルギーは有限です。
エネルギーは、あなたが本来やるべきことに注いだ方が良いでしょう。
それを踏まえると、いわれのない嫌がらせや責任転嫁をされても毅然とした態度でいることがベストでないにせよ、ベターかもしれません。
対処法②:腹から声を出す・背筋を伸ばす
スケープゴートにしてくる人に反発や反抗は逆効果で、火に油になることがあります。
しかし、反発・反抗ととられない程度に、腹から声を出し、大きな声で話すことは問題ありません。
そして、猫背な人は背筋を伸ばすこと。
ハッキリとあいさつしたり、背筋を伸ばすことはビジネスマナーの一つでもあるので、正当化されます。
大きな声と伸びた背筋は、あなたに自信をもたらします。
スケープゴートにしてくる人が臆病タイプの場合は、自信を持って堂々とした相手には迂闊に手出しはできません。
対処法③:怒られているときは一歩前に出る
昭和時代のある芸人さんの話を紹介します。
現場にパワハラスタッフがいて、毎回、出演者の芸人たち並べて叱責し、一人ずつ何発も殴っていたそうです。
しかし、その芸人さんは1発しか殴られていなかったそうです。
なぜでしょうか。
実は、その芸人さんは、殴られるタイミングで一歩前に出ていたそうです。
これは人間というか生物の本能で、攻撃の際に間合いを詰められるとひるんでしまうようです。
敵にとって得意な間合いに入ってしまったと錯覚させる効果があります。
これを応用し、スケープゴートにされると感じたときは、謝りながら少しずつ前に出てみるのはどうでしょうか。
自分に自信がある人間は意外に少ないものです。
間合いを詰めることで、相手の攻撃性を削ぐことができるかもしれません。
どうしようもない場合もあります
対処法を3つ紹介しましたが、どれも万能ではありません。
それに、絶対にあなたが悪くないと言い切れる場合もまれだと思います。
叱責に100%受け止めないにしても、全く耳を貸さないのでは、あなたの成長を止めてしまうおそれもあります。
あなたが悪いと責めるつもりはありませんが、成長のために受け止める必要がある部分は、あなたの糧にしましょう。
開き直りはあなたの進化を止めてしまいます。
ターゲットにされがちなADHD
ADHDはどうしても、スケープゴートのターゲットにされがちです。
立場が強いことが多いスケープゴートをしてくる人を異動させることは簡単ではありません。
かといって、私は安易な公務員からの転職もおすすめしていません。
しかしながら、我慢を続けて、あなた自身がパンクしてしまうくらいなら転職も切り札の一つにしていいとも思っています。
ADHDをはじめ、発達障害に理解のある職場を探すことはありだと思います。
漠然とした不安は「認知のゆがみ」に由来するものかもしれません
仕事や人間関係のちょっとしたことで、不安になったり、悩んだり、イライラしてしまうのは「認知のゆがみ」によるものかもしれません。「認知のゆがみ」とは?
同じ状況や出来事に遭遇しても、事実として得られるものは、それぞれの人の認知の仕方によって異なります。出来事の受け止め方が人によって違うために、それに伴う感情や行動も、時として他人に理解されなかったり、常識外れとされてしまったりすることがあります。
例えば、上司に仕事のミスを指摘された場合、
「再発防止策を考えよう」「上司がいてくれてよかった」と前向き捉える人もいれば、
「こんなミスしてしまうなんて自分はなんてダメな人間なんだ」と落ち込んだり、
「この程度のミスを指摘するなんて、上司は器の小さな人だ」と敵意を持って捉える人もいます。
同じ出来事なのに、捉え方ひとつでこのように気持ちの違いが生まれてしまいます。
認知のゆがみとは、一般的に、同じ出来事に遭遇した際に、歪んだ捉え方をすることで、自分の気持ちが不安になったりイライラしたり、ネガティブなものになることを指します。
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認知の仕方には正解がなく、ポジティブなら良いというわけでもありません。けれども、必要以上にネガティブに受け止めて、その感情を蓄積させてしまっても人生が楽しくありません。
自分自身の認知のクセを知って、コントロールできればベターだと思います。
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