こんにちは、管理人のエディコです
最近は固定費削減の一環で新聞購読をやめるというライフハック術が一つのトレンドになっていますが、それについて私なりに思うことがあります。
今回は、地方公務員は新聞を読むべきかということについて語りたいと思います。
それっぽくするために、記事タイトルがちょっと煽り気味ですが、新聞を読むか読まないかは個人の自由です。
みなさんの思想にまでは、口出しをするつもりはございません
✔役所の先輩・上司から新聞を読むようにと言われた
✔固定費見直しで新聞をやめようと思っている
✔ネットニュースだけでは情報の質・量ともに不安になってきた
✔新聞を読むのがめんどう
Contents
新聞はオワコン?
近年、ネットニュースや動画配信といったネットメディアの急速な普及により、紙によるアナログの情報媒体である新聞はメディアとしての存在感を大きく失っているように感じます。
かつてメディアの王様であった新聞は、オワコン(終わったコンテンツ)に成り下がってしまったのでしょうか?
新聞がオワコンな理由
新聞をオワコンと呼ぶ人たちの意見にはどのようなものがあるのでしょうか?
ネットや私の周りの人の意見をまとめてみました。
- ニュースはネットやアプリで無料で読める
- 月額4,000円弱は高い
- 読まなくても生きていける
- 忙しくて読むひまがない
- スマホなら片手なのに新聞は両手を広げる必要がある
- リサイクルがめんどくさい
すべて、ごもっともな意見です
新聞をやめると固定費削減
当たり前な話ですが、定期購読をしている人が新聞をやめると月々4,000円弱の家計経費削減になります。
実際、情報コンテンツの課金で月額4,000円は高すぎる気がします。
形態が全然違いますが、YOUTUBEプレミアムが月額1,180円であることに比べると、4,000円という価格設定は、かなり強気というか時代錯誤に思えます。
そもそも同じ内容をYahoo!ニュースなどでタダで読めるのに、お金を払うのってバカバカしくなってきますよね
実際に定期購読者も減っている
公益財団法人新聞通信調査会が毎年行っているメディアに関する全国世論調査の報告書によると、月ぎめで新聞を購読している人の割合はここ10年で20%以上落ち込みました。
(第14回メディアに関する全国世論調査(2021年)報告書より)
20%以上というと、5人に1人以上が新聞の定期購読をやめたということになります。
係内に1人の割合と考えると、なかなかの割合で減ってますね。
結局、地方公務員も新聞を読まなくていいのか?
ここまでは新聞というメディアの良くない部分を並べてきました。
しかし、私の主張としては、地方公務員は新聞は読んだ方がいいと思います。
良くも悪くも景気の動向に左右されない安定した環境にいる地方公務員です。
新聞を読んで、世の中のことを広く浅く知っておかないと、世間ずれしてしまいます。
知識があるだけで恥をかかずにすむなら、それに越したことはないですね
必ずしも有料で購読する必要はない
新聞の購読は、少なからず家計に負担をかけます。
私は、必ずしも新聞を家庭で購読する必要はないと思います。
みなさんが勤務する庁舎や施設では、だいたい来客用などの新聞を取っていると思います。
その新聞を定時前や休憩中にパラパラと読むので十分だと思います。
後述しますが、パラパラとで十分です。
県紙・地方紙を読むメリット
新聞をどうしても読みたくない理由がないなら、何か読んだ方がいいと思います。
さらにメインに読むのは、各都道府県の県紙・地方紙を読むといいです。
いくつか理由を紹介します。
ググっても出てこない地域密着情報
各自治体にはそれぞれの新聞社のバンキシャがいると思います。
特に、地方紙の記者の方は我々が取り上げてほしい情報を熱心に取材してくださいます。
(時には取り上げてほしくないことも…。)
市主催のイベントの情報など、地域密着過ぎて、ググっても出てこないようなマニアックな情報が載っていることも珍しくはありません。
そして、とりわけそのマニアックな情報は、仕事に必要な情報であることが多いです。
地方公務員にとって、地域の情報は生命線です。
市民にとっては、知っていて当たり前と期待されているレベルの情報の基準は新聞で報道されていたかどうかです。
市民の期待に応えられる公務員でいたいですね
首長の情報
これは都道府県によるのかもしれませんが、私が住む地域の地方紙には県内自治体の知事や市町村長のざっくりとした日程が掲載されています。
私はこれに助けてもらったことが何度かあります。
その日は、朝8時から式典に出席するため早出しなければならない日でした。
朝7時の段階で完全に失念していました。
習慣的に開いた新聞の首長の予定欄を見て、ようやく式典のことを思い出しました。
そして、慌てて家を出てなんとか事なきをえました。
民間企業で言えば、首長は社長といったところでしょうか。
社長の日程を、一日の始まりに新聞で確認できるのは、ちょっとしたアドバンテージですね
議会の情報
議会の大まかな流れをおさえるえることができるのも地方紙のメリットです。
ただし、市町村の規模によって、誌面の割かれ方にあからさまな差があります。
自分の所属部署以外の話題でも、新聞に載っていることをおさえておくと、「こいつ、わかってるな感」が出せます。
首長が社長なら、議員は役員ないしは大株主といったところでしょうか。
この角度から考えると、地方公務員にとっての地方紙とは、民間でいう社長、役員、大株主の動きを一元的におさえられる情報媒体です。
できるビジネスマンなら、喉から手が出るコンテンツなのではないでしょうか?
地方公務員の新聞の読み方
新聞には読み方があります。
新聞紙の文字掲載量は1部あたり平均20万文字といわれています。
朝っぱらから隅々まですべて読んでいては、文字通り日が暮れてしまうでしょう。
ただでさえ忙しい朝に、どのように新聞と向き合えばよいのでしょうか。
とりあえず見出しだけ読む
ジャーナリストの池上彰さんは、毎日11銘柄の新聞を読んでいるとおっしゃっています。
朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、日本経済新聞、朝日小学生新聞、毎日小学生新聞、中国新聞、信濃毎日新聞、東京新聞、産経新聞、ウォール・ストリート・ジャーナル日本版(電子版)
職業柄、読まざるをえないのでしょうが、桁違いの量ですね
池上さんの読み方は、見出しだけを飛ばし読みして、全体像を把握するそうです。
そして、新聞を読む時間は朝に全体を20分で飛ばし読み、気になった記事を夜を1時間でじっくり読むそうです。
10紙以上読む一流のジャーナリストでさえ、1日に2時間もかけないのですから、地方公務員である我々も飛ばし読み主体で良いと思います。
ちなみにエディコがじっくり読む記事は以下の通りです。
- 勤務自治体に関する記事
- 市長の日程
- 感染症情報
- 地元プロスポーツ関連(試合結果、選手移籍など)
- 連載小説
新聞は紙で読む
最近は、各新聞社の公式サイトにPDF化された誌面を読めるサービスも増えてきました。
しかし、私は紙で読むことをオススメします。
ちなみに私、エディコは所有する紙の本の3/4を売却・リサイクルしたほどの電子書籍派です
エディコがアナログ指向の人間というわけではありません
紙で読んだ方がいい理由としては、
- 見出しだけを読むなら紙の方が早い
- 目が疲れない
- 周辺視野を活かせるので、大事な情報の読み落としが少ない
デジタルデバイスの活用が必ずしも、スマート・効率的ではないという一例ですね。
業務に関する情報は記録しておく
新聞に載っている情報がすべて正しいというわけではありませんが、報道のされ方は情報の取り扱いの基準になります。
最近では、地域の新型コロナウイルスの発生状況がわかりやすいと思います。
地方公務員という立場上、一般市民が知り得ない感染情報を入手することがあると思います。
市民の方から問い合わせがあったときに、どこまで話していいのか悩む、多くの地方公務員が経験したと思います。
このようなときには、新聞でどこまで報道されたかが一つの基準となります。
自分の業務に関する報道は、コピーや、写真、スクリーンショットで残し、整理して、守秘義務との兼ね合いを調整しましょう。
まとめ
今回は、地方公務員の新聞との向き合い方を紹介しました。
私の結論は、とりあえず県紙・地方紙は読むといいというものでした。
県紙・地方紙をすすめる理由
- ググっても手に入らない地域密着の情報が得られる
- 首長・議会の動向がおさえられる
新聞の読み方
- 「見出しの流し読み」で十分
- 効率よく読むときは紙媒体で
- 担当業務がどこまで報道されたか記録しておく
みなさんお参考になればうれしいです。
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