こんにちは、管理人のエディコです
私はADHD脳と付き合いながら15年以上公務員をやっています。
ADHDはケアレスミスやコミュニケーションのトラブルで仕事の失敗を連発してしまいます。
15年以上の経験から、「あ、この仕事はミスしそう」という瞬間がわかってきました。
今回は、特にミスをしやすい前兆を5つ紹介します。
あなたのミス防止に役立てていただければ幸いです。
✔ミスが多くて悩んでいる人
✔何から気を付ければいいかわからない人
Contents
第5位 〆切の余裕がある仕事
外部からの照会などで、たまに〆切が1か月以上先に設定されている仕事ってありますよね?
時間に余裕のある仕事って、ゆとりを持って取り組めて好きです。
でも、こういう仕事って要注意ですよ。
ADHDは基本的に「今」という瞬間に集中しすぎるという特性があります。
言い換えると、計画性がないんです。
〆切が1か月以上先に設定されている仕事には、〆切までが長いだけの理由があります。
内部調整や現地確認、条令との整合性の確認のようにある程度の期間が必要な作業が隠されていたりします。
〆切が近づいてきて、そろそろ手を付けるかと思って、よくよく照会書類を確認すると時間が足りないってことがけっこうあります。
照会系の仕事は〆切期限までの長短に関わらず、すぐに手を付けましょう。
第4位 仕事の山場が終わったとき
イベント・行事の開催、計画の策定など、主務としてみんなでプレッシャーのかかる仕事をやり遂げて、ホッと一息つく瞬間って解放感があっていいですよね。
でも、そんなときにも要注意です。
役所の仕事は、各種調整役が大半です。
特にあなたがその仕事の主務である場合、全体の山場が過ぎても調整業務は終わりません。
過集中という特殊能力が使えるADHDは、反動で人よりも燃え尽きやすい傾向にあります。
報告書・総括の作成、関わっていただいた人たちへの御礼状、支払いなどの予算処理などなど、例を挙げればきりがないくらい残務処理が控えています。
仕事の山場に集中力のピークを持っていくのは大切ですが、気を抜くタイミングはまだまだ先だということを意識しましょう。
第3位 コピペ書類の修正
コピペ機能は便利ですよね。
人出不足の行政では、業務効率化を考えると欠かせない機能だと言えます。
儀礼的な文書では、前年度のデータを引っ張り出してきて、日付などを微修正すれば、今年度の書類として成立するものが行政では多々あります。
しかし、ここでも要注意です。
ADHDは細部の修正に気を取られ、中枢を見落としてしまうことがあります。
日付を変えればOKと思っていても、コピペ書類の中に前任者の名前が残っていたり、そもそも制度が変わっていたり、もっと気をつけるべき重要箇所が手つかずで書類を発行してしまうことが私の経験上、多々ありました。
コピペは使うなというわけではありませんが、書類を作成したからには責任を持って文書の頭から最後まで読み返しましょう。
コピペを使った時点で、時間的なアドバンテージ充分です。
落ち着いて見返す時間はあります。
第2位 興味のない分野の仕事
好きなことには一直線なADHDですが、反対に興味のないことにはなかなか興味を持てません。
興味のない分野へのストレス耐性が低いADHDは、興味のない仕事を目の前にすると、そのストレスから逃げるために、優先度の低いものに手をつけるアリバイ仕事をし始めます。
そうして、仕事は放置され、放置された仕事に対する後ろめたさから、さらにストレスが増していきます。
興味のない仕事こそ早めに片づけて、あなたがやりたい仕事に専念できる環境を作りましょう。
誰にでも効果があるかはわかりませんが、興味のない仕事に興味を持つ方法があります。
それは、その仕事の内容をさりげなく誰かに説明してみることです。
説明することによって、あなたの脳内で咀嚼され、話すというアウトプットを経由することで、「興味ない」の壁が壊されます。
また、誰かに話すことで、外からの目ができるので、「やらなきゃ」という気持ちもわいてきます。
番外編 みんなで誰かのプライベートの話をしているとき
職場でのプライベート話の際にも気を付けましょう。
ADHDの天真爛漫さが、周りを傷つけたり、人間関係を悪化させることもあります。
思い出すのも恥ずかしいのですが、私の実体験から。
職場のみんなで恋愛話になっています。
けれどもA子さんは、なぜか気まずそう。
私は、A子さんと以前にプライベートでバッタリ会ったことがあり、イケメンの彼氏と一緒だったのを見ていました。エディコ(A子さんはイケメンの彼氏のことを話したいのだけれど、自慢みたくなるのが嫌なんだな。よし代わりに言ってあげよう)
エディコA子さんもイケメンの彼氏いるよね
一同(シーーン)
A子さんは、彼氏を自慢したかったのではなく、恋人がいること自体職場に隠していたのでした。
そして、恋愛の話題が終わるのを待っていたのでした。
A子さんには許してもらいましたが、私は今でもたまにこの時のことを思い出して、
「アーーーーーッ」
って心の中で唸っています。
第1位 好きな分野の仕事
2位が「興味のない分野の仕事」だったのに対し、1位が「好きな分野」というのも意外かもしれません。
しかし、あなたにとって、好き・得意・楽しい仕事をしているときは要注意です。
ADHDは自動車に例えると「飛行機」と言われることがあります。
一応、飛行機にも車輪はついてますけど。
前へ前へと躍進していくエネルギーは凄まじいのですが、身近な景色は流れるようでよく見えず、交通ルール・道路標識もなぎ倒して突き進んでいくイメージです。
好きなことに熱中して過集中になっている私はこんな感じかもしれません。
5時間くらい余裕で過ぎていることもあります。
- 周りの気持ちを置き去りにしない
- 熱中してるなと思ったら少し立ち止まってみる
- ほかの仕事をおろそかにしない
以上を気をつけて、ワンランク上の過集中を手に入れるよう心がけています。
飛行機のエンジンを胸に持ちつつ、地に足を付けていきましょう。
まとめ
今回は私の経験則から、ADHD公務員がミスる瞬間を紹介しました。
第4位:仕事の山場が終わったとき…残務処理まで気を抜かない
第3位:コピペ書類の修正…時間的アドバンテージは確保できています。漏れをなくしましょう。
第2位:興味のない分野の仕事…無理に興味を持とうとする必要はありませんが、放置は避けましょう。
第1位:好きな分野の仕事…周りにも配慮しつつ、ワンランク上の過集中を手に入れましょう。
共感していただけるものがあると嬉しいです。
ほかにもこんなときに要注意というものがあれば、コメントください。
漠然とした不安は「認知のゆがみ」に由来するものかもしれません
仕事や人間関係のちょっとしたことで、不安になったり、悩んだり、イライラしてしまうのは「認知のゆがみ」によるものかもしれません。「認知のゆがみ」とは?
同じ状況や出来事に遭遇しても、事実として得られるものは、それぞれの人の認知の仕方によって異なります。出来事の受け止め方が人によって違うために、それに伴う感情や行動も、時として他人に理解されなかったり、常識外れとされてしまったりすることがあります。
例えば、上司に仕事のミスを指摘された場合、
「再発防止策を考えよう」「上司がいてくれてよかった」と前向き捉える人もいれば、
「こんなミスしてしまうなんて自分はなんてダメな人間なんだ」と落ち込んだり、
「この程度のミスを指摘するなんて、上司は器の小さな人だ」と敵意を持って捉える人もいます。
同じ出来事なのに、捉え方ひとつでこのように気持ちの違いが生まれてしまいます。
認知のゆがみとは、一般的に、同じ出来事に遭遇した際に、歪んだ捉え方をすることで、自分の気持ちが不安になったりイライラしたり、ネガティブなものになることを指します。
「認知のゆがみ」無料診断
認知の仕方には正解がなく、ポジティブなら良いというわけでもありません。けれども、必要以上にネガティブに受け止めて、その感情を蓄積させてしまっても人生が楽しくありません。
自分自身の認知のクセを知って、コントロールできればベターだと思います。
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