高圧的な上司の「対処法」と「やってはいけないこと」

ADHDな公務員
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エディコ
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こんにちは、エディコです

今回は職場におけるADHDの天敵である高圧的な態度をとる上司について、その「対処法」と「やってはいけないこと」を紹介します。

こんな人に読んでほしい

✔パワハラ上司に悩んでいる
✔ADHDだけど職場でうまくやっていきたい
✔役所で働いていく自信がなくなってきた
✔高圧的な人の心理がわからない

ADHDの天敵・高圧的な人の特徴

高圧的な態度をとる人はADHDの天敵であると言えます。
まずは、高圧的な人の特徴と、ADHDの天敵である理由を紹介します。

1.考え方が古い

ADHDに限らず、人の長所と短所は表裏一体をなしています。
特徴が悪目立ちしてしまうADHDですが、短所に見えるところも角度を変えて見れば長所です。
高圧的な人は、ADHDという多様性を享受できない古い考え方しか持っていないことが多いです。
そのため、ADHDの特徴を短所としてしかとらえられず、ADHDという概念を受け入れてもらうのに時間がかかることがあります。
また、受け入れられたとしても、本人の努力次第でなんとかできる、と考えます。
要するに本人の努力不足だと捉える場合が多いです。

2.仕事に自信がない

仕事をしてるっぽく見えるからという理由で、無意識的に高圧的な態度をとる人もいます。
迷惑な話ですが、このタイプは仕事に自信を持てない中間管理職に多いです。

  • 自分はこんなに頑張ってますアピール
  • 事業がうまくいってないのは部下のせいですアピール

をするためです。
上司のさらに上司が見ているときにヒートアップするようなら確定です。
ADHD無関係に苦手な人は多いでしょう。

3.一度しか言わない

一度しか言わないから集中して聞けタイプです。
このタイプは稀にいるのですが、人の話を聞けないADHDとの相性は最悪です。
ADHDにとっては難しいことなのですが望み通り、メモをとるなど、話に集中して一回で聞く努力をしましょう。
メモを取れる状況でないなら話が終わったら、すぐに覚えた内容を書き出しましょう。
それが無理なら一緒に話を聞いていた人に、あとでこっそり確認して助けてもらうくらいしかありません。
いらぬ誤解を招くので、くれぐれも録音はやめましょう。

4.人格否定

さらに最悪なのが人格否定タイプです。
もし、あなたの仕事のミスや結果への不満を叱責するならば、その点を的確に指摘し、改善点を述べれば良いことです。
高圧的な人は「お前は信用ならない」「お前の仕事は0点だ」「育ちが悪い」「●●大学を出ておいてそんなことも知らないのか」など、ほかにもここには書けないような表現で人格を否定します。
人格はその人がそれまでの人生をかけて積み重ねてきた結果です。
そこを指摘したところで仕事の結果は変わりません。
特にADHDの人がこのタイプに遭遇すると、自分の人格に自信がないことが多く、人格を否定されてしまうと心を挫かれ、次の一歩が鈍り、悪循環に陥ってしまいがちです。

5.仕事をさせない


悪循環に陥った人に対し、高圧的な人が次に取ってくる対応は、難しい仕事から外す、コピーや簡単なデータ入力など雑用的な仕事しかさせないというパターンです。
この段階まできてしまうと、お互いに成長しませんし、他の部署の人にも伝わり、外野からも「仕事ができない」レッテルを貼られてしまい、異動したあとにもそのイメージを引きずってしまいます。
ここまで発展することはぜひとも避けたいところです。

ADHDが高圧的な人に巡り合うかは運ゲー

毎年、異動で人事をシャッフルする役所という職場では、ADHDの人にとっては配属先もさることながら、誰と同じ係・課になるかも、その後の役所人生に大きな影響を与えます。
誰がどのタイミングで異動するかはわかりませんし、自分が異動しなくても高圧的な人が身近に異動してきてもピンチなわけです。
特に実績や擁護してくれる人が絶対的に少ない若手は圧倒的に不利かもしれません。
あまり仕事のできない人が、年配であればぬくぬくしていて(例外はありますが)、若手は鬱になるほど迫害(こちらも例外はありますが)される傾向にあるのはこういった要素もあります。
反対にそりの合わない上司とは、数年で離れられるという要素も含んではいます。

高圧的な態度をとる人の心理

パワハラという言葉がまだなかった昭和の時代から比べると、職場環境はかなり良くなっているはずなのですが。
これだけパワハラという言葉が浸透し、社会問題にもなっているにも関わらず、高圧的な態度が横行してしまうのは、そういった人が今までの考え方・体質から脱却できていないということがあると思います。
高圧的な人の心理を考察してみました。

1.コンプレックスを抱えている

自分の心に余裕があれば、他人を容易に受け入れられ、高圧的な態度をとる必要はありません。
高圧的な人は、生い立ちや学歴にコンプレックスを抱えていたり、仕事ができない自分を認めたくなくてスケープゴートを作ったり、家庭・プライベートがうまくいってなかったりなど、様々な容易に解消できない問題を抱えていることが多いようです。
複数のコンプレックスが複雑な塊になっていることもあります。
ありのままの自分に自信がないから、武装して威嚇して相手を委縮させます。
相手が弱れば自分が強く見えるからです。

そう考えると、ちょっとかわいそうですね。

2.今までの自分を否定できない

近年特にパワハラに厳しい目が向けられるようになり、態度が軟化した上司も一定数います。
にも拘らず、昔ながらの高圧的な態度をとり続ける人もいます。
そういった人にとって、態度を軟化することは、時代に合わなくなった間違った状態の自分を認めてしまうことになってしまいます。
つまり、間違った自分という過去の殻を打ち破れない状態にいます。
天然で高圧的な人もいると思いますが、大半の高圧的な人は心の中で葛藤を抱えているのではないかと思います

3.実は高圧的な人も被害者

例えば、昔の強豪運動部が後輩の指導と称して、先輩から体罰を受けて、さらに後輩にも同じことを繰り返すというように体罰が連鎖するという現象があります。
同じように、人が人を叱るときは、自分がこれまでの人生において、受けてきた叱責をコピーしてしまう習性があるようです。
指導の仕方に行き詰ったときに、自分が受けてきた良くない高圧的な指導方法を模倣してしまいます。
あるいは、自分が有無を言わされず制圧されてきた高圧的な指導方法を効果的な指導方法と勘違いしているか。
いずれにせよ、高圧的な人の多くは良い指導者・環境に恵まれなかった、いわばかつての被害者だった可能性があります。

私の体験から

私は以前、役所内随一のパワハラ職員が直属の上司にあたったことがあり、毎日罵声を浴びせられ、プレッシャーをかけ続けられ、それはもうひどい目にあったことがありました。
しかし、ある日、その上司の理解者的な先輩が、私にこう言いました。
「あの人のこと悪く思わないであげてくれないか。あの人は親に虐待を受けていままで育ってきて、高圧的に接しないと自分を保つことができないんだ」と。
私は、改めて叱り方は人の体を表すものだから、なるほど自分も気をつけなければならないと肝に銘じました。
それと同時にこうも思いました。
「いや、それ私に関係ないやん。」

対処法

高圧的な人へのある程度の対処法を紹介します。
ただし、自分だけの手に負えないようなら、周りや人事担当に相談しましょう。
むしろ、それが基本かもしれませんが。

1.誰かに話す

高圧的な上司に困っているときは抱え込まずに、解決に導いてくれる人に話しましょう。
例えば、上司が係長級ならさらに上司の課長や、人事担当に言うなどです。
言いつけるみたいで気がのらない人もいるかもしれませんが、職務上の立場を利用して高圧的に振る舞う上司への対抗策としてはやむを得ません。
しかし、上司に言いつけるといった解決を望まない人もいるでしょう。
実は私もそのタイプです。
同僚でも家族でも、心を許せる誰かに話しましょう。
話せる人がいないならSNSでもいいと思います。
泣き言を言ってもいいんです。
それは逃げでも負けでもありません。

2.仕事と割り切り接する

同じ所属であれば、どうしても接することは避けられません。
そんなときは仕事と割り切ってしまいましょう。
嫌な相手でも仕事と割り切って、心の距離もとることができれば、少しは平気になります。
それから、一度しか言わないタイプの上司にも、このビジネスライクな対応は有効だったりします。
指示をもう一度確認したいときは、外部の人に接するときのように気を遣いながら、
「失敗するわけにはいかないので」「念押しさせてください」「●●さんに業務の方向性を確認するよう言われました」などのクッション言葉を挟んで聞いてみましょう。
「一度しか言わない」と言っていたものの、意外と応じてくれます。
日頃から報連相を徹底するようにして、確認しやすい雰囲気を作っておくのも有効です。
密なコミュニケーションが形成されていれば、指示を確認するという行為が自然になってくるものです。

脱線しますが、上司への報告は、教育・勤労・納税に並ぶサラリーマンの義務です
報連相の徹底はあなた自身のスキルアップにもつながります。

3.人格否定は受け流す

人格否定は間違いなくする方が悪いです。
にも拘らず、それをしてくる上司は王国の国王にでもなったつもりでしょうか。
係・課という狭い王国であなたという抵抗できない立場にある家来の人格否定をしているような気分なのかもしれません。
けど、冷静に考えると、そんな王国はありませんし、上司は国王でもなければ、あなたは部下であって家来ではありません。
上司に人格を否定されたからといって、あなたの存在に影響はありません。
そもそも、たかが一般行政職の上司そこまで言う権限はありません
このように冷静に分析し、受け流しましょう。

4.記録を付ける

理不尽な対応をされたときには、記録を付けておきましょう。
スマホのメモ機能でもワード・エクセルでもいいので、日時、状況、内容を記録しておきましょう。
考えたくない話ですが、手に負えないくらいエスカレートした場合に役立つかもしれません。
もちろん、本人にはばれないように気を付けましょう。

やってはいけないこと

高圧的な態度は許されるものではありませんし、パワハラに発展すればしかるべき対応が必要です。
しかし、だからといって、高圧的にされた側が、何をしても許されるわけでもありません

ここでは、あなたがやってはいけない対応を紹介します。

1.人格否定返し

人格否定をされてカッとなっても、衝動的になって言い返してしまうことはやめましょう。
ただの火に油です。
高圧的な態度の人は、意外に憶病で、自己防衛力が高いことがしばしばあります。
あなたの造反に警戒心が高まり、より強い態度で接してくることが予想されます。
そもそも、相手を人格否定してしまえば、あなたも同じ穴の狢です。
言い返したくなったときは心の中で「罪を憎んで人を憎まず」と唱えましょう。
それで怒りを抑えられることができたなら、あなたの方が大人です。

2.八つ当たり

物や人に当たるのも良くありません。
周りを委縮させ、あなたも高圧的な態度の負の連鎖に加わってしまいます。
そして、周りはあなたに幻滅するでしょう。
あなた自身も自己嫌悪に陥るでしょう。
一時の気は晴れても失うものが大きいです。

3.仕事を辞める

高圧的な人が直属の上司であれば、あなたがパワハラを理由に辞められることが一番ダメージを与えることができます。
このご時世、部下をパワハラで退職に追い込んだとなれば、役所も動かざるを得ず、内規等で懲戒などの処分もありえ、上司のその後の出世にも影響します
復讐としては大成功を収める可能性があります。
でも冷静に考えてください。
定職を失うので普通にあなたの方がダメージが大きいです。
一時の衝動で失うものの大きさの割に、得るものはほぼゼロです。

わざわざ辞めなくても内部告発でも十分効果はあります。
私の勤務する自治体でもパワハラの内部告発によって、降格・異動をさせられた職員(パワハラした側)が数名います。
具体的にどのような方法での内部告発だったのかは、残念ながら調べられませんでした。

以上、誰かのお役に立てればと思います。

漠然とした不安は「認知のゆがみ」に由来するものかもしれません

仕事や人間関係のちょっとしたことで、不安になったり、悩んだり、イライラしてしまうのは「認知のゆがみ」によるものかもしれません。

「認知のゆがみ」とは?

同じ状況や出来事に遭遇しても、事実として得られるものは、それぞれの人の認知の仕方によって異なります。
出来事の受け止め方が人によって違うために、それに伴う感情や行動も、時として他人に理解されなかったり、常識外れとされてしまったりすることがあります。
例えば、上司に仕事のミスを指摘された場合、
再発防止策を考えよう」「上司がいてくれてよかった」と前向き捉える人もいれば、
こんなミスしてしまうなんて自分はなんてダメな人間なんだ」と落ち込んだり、
この程度のミスを指摘するなんて、上司は器の小さな人だ」と敵意を持って捉える人もいます。
同じ出来事なのに、捉え方ひとつでこのように気持ちの違いが生まれてしまいます。
認知のゆがみとは、一般的に、同じ出来事に遭遇した際に、歪んだ捉え方をすることで、自分の気持ちが不安になったりイライラしたり、ネガティブなものになることを指します。

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認知の仕方には正解がなく、ポジティブなら良いというわけでもありません。
けれども、必要以上にネガティブに受け止めて、その感情を蓄積させてしまっても人生が楽しくありません。
自分自身の認知のクセを知って、コントロールできればベターだと思います。
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