公務員辞める前に知っとけシリーズ①【行政書士の特認制度】

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エディコ
エディコ

こんにちは、管理人のエディコです

ジョシュア
ジョシュア

はぁ~~ぁ~あwせdrftgyふじこ

エディコ
エディコ

どうしたんですか、ジョシュアさん?
朽ち木みたいな顔して

ジョシュア
ジョシュア

またミスを連発して、課長に叱られたんだよ
僕、公務員向いてないのかな…
公務員辞めて、天才プログラマーになろうかな
プログラミングやったことないけど

エディコ
エディコ

辞める?
ジョシュアさん、今公務員何年目ですか?

ジョシュア
ジョシュア

15年目だよ
エディコちゃんまで僕を小馬鹿にするのか
もう公務員にやり残したことはないよ

エディコ
エディコ

やり残していることはあるんじゃないですか?

ジョシュア
ジョシュア

ないよ~

エディコ
エディコ

ありますよ

ジョシュア
ジョシュア

ないよ!

エディコ
エディコ

あるよっ!

あっ!すみません

ありますよ

今回は地方公務員が一定要件を満たすと行政書士の試験が免除される特認制度を紹介します。
行政書士になりたいかどうかはともかく、公務員を辞めたいと思っている人辞める前に知っておいた方がいいと思います。

 

行政書士資格の特認制度とは?

行政書士の資格取得の条件を定める行政書士法(昭和26年法律第4号)第2条によれば、

第二条 次の各号のいずれかに該当する者は、行政書士となる資格を有する
一 行政書士試験に合格した者
(略)
六 国又は地方公共団体の公務員として行政事務を担当した期間及び行政執行法人(独立行政法人通則法(平成十一年法律第百三号)第二条第四項に規定する行政執行法人をいう。以下同じ。)又は特定地方独立行政法人(地方独立行政法人法(平成十五年法律第百十八号)第二条第二項に規定する特定地方独立行政法人をいう。以下同じ。)の役員又は職員として行政事務に相当する事務を担当した期間が通算して二十年以上(学校教育法(昭和二十二年法律第二十六号)による高等学校を卒業した者その他同法第九十条に規定する者にあつては十七年以上)になる者

簡単にまとめると、地方公務員として17年間(高卒者は20年間)行政事務に従事した人は行政書士になることができます。
これを行政書士の特認制度といいますが、現役の公務員でも意外と知らない制度です。
知られていない理由は後程説明します。

行政書士ってどんな仕事?

行政書士とは、官公署に提出する許認可申請書類(飲食店営業許可申請書など)、権利義務または事実証明に関する書類(遺産分割協議書など)を作成したり、その書類に関する相談業務を行う法律の専門家です。
行政書士が取り扱う業務範囲は多岐に渡っています。

行政書士の年収は?

行政書士統計によると、行政書士の平均年収はおよそ600万円前後。
また、大きく稼いでいる行政書士もいれば平均年数に満たない行政書士もいたりと、上と下の差が大きいのも特徴的です。
成功している行政書士は年収2,000万円〜3,000万円レベルになるケースも。
出典:平均年収.jp(https://heikinnenshu.jp/shi/gyosei.html)

年収なので、ここから経費が差し引かれますが、平均年収が682万円(出典:平均年収.jp)である公務員と同じくらいの収入は見込めそうではあります。
ただし、その年収も維持していくには営業努力が必要かつ重要になることは言うまでもありません。
ライバルが現れることも十分にありうるので、一生安泰とまではいかないでしょう。

行政書士試験の合格率は?

行政書士試験研究センターによると令和2年度の行政書士試験の結果は、

受験者数:41,681人
合格者数: 4,470人
合格率:   10.7%

です。
司法書士や税理士ほどの超難関までとはいきませんが、簡単な試験ではありません。

なぜ公務員は試験が免除される?

これは公務員試験と出題範囲が似ているからだと言われています。
一般的な公務員試験と行政書士試験を比較した場合、法令科目の「憲法」「行政法」「民法」、一般知識科目の「政治・経済・社会」「文章理解」など重複した出題範囲となっています。
ただし、行政書士の方が問題の難易度が高いようです。

公務員が行政書士になっても大丈夫なの?

公務員は官公署で受け付ける書類を提出される側の立場にあるわけです。
長年、公務員として事務に従事して書類を審査してきたわけですから、提出される側の気持ちもよくわかっています。
従事してきた事務とは無縁の専門外の書類であっても、どの項目が特に重要か、どのような添付書類が必要かなど、抑えておくべきツボを感覚的に理解しています。
なので、行政書士事務所に就職した場合、実務経験のない行政書士試験合格者よりも即戦力になることは間違いないでしょう。

特認制度はなぜ知られていない?

さきほどの疑問にお答えします。
難しい試験で、平均年収600万円の資格なのに、なぜこの特認制度はあまり知られていないのでしょう。
おそらくですが、以下の理由が考えられます。

  • 公務員にはリストラがなく、再就職の心配がいらない
  • 副業が禁止なので、資格をとっても活かす機会がない
  • 特認制度まで17年(22歳で就職した人は39歳)もかかるので、今更転職という気にはならない
  • 定年後も出先機関への再任用が充実していて、わざわざ老後にリスクの高い開業をする必要がない
  • 同じく年金の職域加算があったため、老後の生活に不安が少ない

公務員の終身に渡る身分保障があるからこそ、制度に必要性を感じる公務員が少ないのでしょう。
私の周りでも、退職後開業する人はもちろん、特認制度で資格を取る人も今のところ聞いたことがありません。

じゃあ特認制度で行政書士になる必要はない?

これから目まぐるしく時代は変わります。
昨今言われているような、少子高齢化で人口が減少、単純作業のAIへの置き換えなどにより、公務員という職業自体がなくなると私は思っていません。
しかし、価値観の多様化により、非合理的な公務員の働き方に嫌気を感じる公務員も増えてくるでしょう。
というより、私の周りでは増えていると実感してます。
また、40代でも転職が可能な時代となりました。
公務員を辞めたいと感じているなら、退職前に転ばぬ先の杖を一本増やしておく選択肢があってもいいと思います。
もちろん、いますぐ辞めたいと感じているなら、その考えを尊重します。

エディコ
エディコ

どうですか、ジョシュアさん?
辞める前に、行政書士の資格が無試験で取れると聞いて

ジョシュア
ジョシュア

行政書士になる気はないんだけどさ
行政書士の資格をスルーしちゃうほど、公務員って安定した職業なんだなって、あらためて思ったよ
もう少し続けてみるか

エディコ
エディコ

相変わらず、斜め上をいってますね

コメント

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