ADHD公務員は出世を目指さない方が良い?

ADHDな公務員
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一般的に公務員の出世というと、係長以上の管理職的な役職に就くことを指します。
この記事では、ADHDには向かないとされる「公務員」という職業に就いてしまった方向けに、出世は目指すべきかどうかの一つの意見を述べさせていただきます。

結論:「ほどよく出世を目指す」

あくまでも私の私論です。
読んでいて「なんか違うな」と思ったら読み流していただければと思います。

出世のメリット・デメリット(ADHD目線)メリット

  • ルーティンワーク・事務的作業が少なくなる
  • 組織に認められることで得られる自己肯定感
  • アイディアを形にしやすくなる

デメリット

  • 苦手作業(管理業務・調整業務)
  • コミュニケーション能力が求められる
  • ルーティンワーク・事務的作業が少なくなる

これらについて、一つ一つ見ていきましょう。

メリット

・ルーティンワーク・事務的作業が少なくなる

出世し、部下がつくと、ケアレスミスが多く飽きっぽいADHDにとって大敵であるルーティンワーク・事務的作業を部下に任せることができます。
あなたの仕事の足を引っ張っていた作業からお別れでき、また、係内の仕事の采配の裁量も与えられますので得意な分野の仕事を自分に振ることもできます。
だからといって、周りの感情を無視して、あからさまにやらないように

・組織に認められることで得られる自己肯定感

ADHDを受け入れつつ、社会に適合することを目指している方にとって出世は組織から認められるという一つの成果であるといえます。
ただし、公務員の出世のタイミングは勤続年数と退職者の過多によります。
出世したからといって、組織に認められたという意味合いばかりではないので、自分を過信しないように気を付ける必要もあります。

・アイディアを形にしやすくなる

取り組みの温度差があったとしても、ほとんどの役所で職員による政策提案の場が設けられていると思います。
力が入っている役所では、職員にグループを組ませて、首長など特別職を前にプレゼンテーションをさせるところもあると聞いています。
誰も考えつかないアイディアを、猪突猛進に形にしていく。
個人的には、これこそがADHD公務員の一番の存在意義だと思っています。
役職が上がるほど、巻き込める人材も増えていきますので、良い成果を生み出す可能性も高まるでしょう。

デメリット

・管理業務・調整業務の比重が増える

考えただけでもゾッとしますね。
事業の進捗管理、部課係内で兼ね合う業務の係同士の調整だけでなく、部下の人間関係の管理なども求められます。
さらに、役所内部や各種団体をはじめとした外部との調整もです。
マルチタスクが苦手なADHDには苦戦が強いられそうです。

・コミュニケーション能力が求められる

前の項目でも書きましたが、係外部との調整に係るコミュニケーション能力が必要となります。
係に余計な仕事がふられないように、反対に他の係の協力が必要な時にお願いできる能力です。
営業などのコミュニケーション能力や交渉スキルが求められる仕事をADHDに向いているとしているサイトもけっこうあるので、この点に関しては人によるのかもしれません。

・ルーティンワーク・事務的作業が少なくなる

メリットに書いたのと同じ項目です。
一人で黙々とこなす作業が得意で、一目を置かれているADHDの方も多いのではないでしょうか。
しかし、役職に就くと作業ばかりをやっているわけにはいきません。

出世は一つの成果

以上、他にも細かくいろいろあるのですが、私が重要と思うメリデメを羅列してみました。
なんか、メリットの方が弱く感じられますね。
自分でもそう思います。
しかし、メリットで一番重要なのは「組織に認められる」ことです。
覚悟の大小はあれど、公務員として生きていくことを決めたのなら、組織に自分を認めさせることを目標にしてしかるべきだと思います。
その意味で、出世は組織を生きる公務員にとって、成果基準の一つです。

出世を目指さないことはダサい?

唐突ですが、みなさんはトランプの大貧民(大富豪)というゲームをやったことはありますか?
このゲーム、最初に配布されたカードのメンツでほぼ勝敗が決まるのですが、カードを切る順番や「革命」と呼ばれる必殺技で順位を入れ替えることも可能です。
経験のある人ほど、このゲームの諸行無常っぷりを知っていますので、最初の手札が弱くても諦めるなんてことはしません。
しかし、最初の手札が弱いとやる気をなくし、負けたくないからと他のことをやろうと提案しだしたりする人を何度か見たことがあります。
ハッキリ言ってダサいです。
公務員の仕事をゲームに例えることの是非はともかく、ADHDのため最初の手札が弱いからといって、出世に興味がないフリをしたり、諦めてしまうこともダサいかな、と思います。
組織内で勝つことは出世にほかなりません。
組織で生きると決めた以上、勝ちは目指すべきです。

でも、バランスよく

また大貧民に話を戻しますが、ゲームに負けたくない人がほとんどである一方で、大貧民を研究したり毎日練習したりしている人がいたらどうでしょう?
ちょっとひきますよね。
出世に関してもバランスは大事です。
「出世したい、出世したい」言いまくったり、上司とのゴルフに勤しんだりしている人はかえって出世が遠ざかったり、出世しても周りの支持が薄くうまくいかなかったりします。
大切なことはバランスです。
それと、ADHDを理由に諦めないこと、それだけです。

検索でこの記事にたどり着いたということは、あなたはADHDに悩みつつも向上心を保っている人だと思っています。
ADHDは一括りにはできません。
自信がないという人にまでこの記事の内容を無理強いするつもりはありませんのでご理解ください。

漠然とした不安は「認知のゆがみ」に由来するものかもしれません

仕事や人間関係のちょっとしたことで、不安になったり、悩んだり、イライラしてしまうのは「認知のゆがみ」によるものかもしれません。

「認知のゆがみ」とは?

同じ状況や出来事に遭遇しても、事実として得られるものは、それぞれの人の認知の仕方によって異なります。
出来事の受け止め方が人によって違うために、それに伴う感情や行動も、時として他人に理解されなかったり、常識外れとされてしまったりすることがあります。
例えば、上司に仕事のミスを指摘された場合、
再発防止策を考えよう」「上司がいてくれてよかった」と前向き捉える人もいれば、
こんなミスしてしまうなんて自分はなんてダメな人間なんだ」と落ち込んだり、
この程度のミスを指摘するなんて、上司は器の小さな人だ」と敵意を持って捉える人もいます。
同じ出来事なのに、捉え方ひとつでこのように気持ちの違いが生まれてしまいます。
認知のゆがみとは、一般的に、同じ出来事に遭遇した際に、歪んだ捉え方をすることで、自分の気持ちが不安になったりイライラしたり、ネガティブなものになることを指します。

「認知のゆがみ」無料診断

認知の仕方には正解がなく、ポジティブなら良いというわけでもありません。
けれども、必要以上にネガティブに受け止めて、その感情を蓄積させてしまっても人生が楽しくありません。
自分自身の認知のクセを知って、コントロールできればベターだと思います。
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